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2025-06-02 研究紹介

かわいいだけじゃだめですか(pHチェッカーネイル)

永谷研究室の4年生(卒業研究生)の勝野帆香さんがpHによって色が変化するネイルの改良に成功しました。以前の方法ではpH指示薬とポリビニルアルコール(PVA)で検討を行ってきましたが、「耐久性の低さ」「色ムラ」「乾燥時間の長さ」といった課題がありました。

これらの問題を解決するため、和紙をネイルに貼り、PVA溶液で溶かした指示薬を染み込ませる方法を見出しました。和紙に試薬を染み込ませることで、色ムラが減り、乾燥時間も短縮され、耐久性も向上しました。以前はPVA溶液を直接ネイルチップに塗布していたため、乾かすのに約8時間要していましたが、改良後は和紙に染み込ませるため、約5分程度で十分に乾燥しました。実用性が高まった一方で、手先まで丁寧に手洗いすると色落ちする課題も残っており、今後は耐水性を持ったコーティング剤の導入の検討を行っています。

 

 

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