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2024-12-16 研究紹介

応用化学実験4 コロイドおよび界面化学分野の実験

本実験では、界面活性剤水溶液を用いて表面張力を測定しました。この測定は、JIS K

3362の8.4.2(輪環法)に基づいて行いました。

 

界面活性剤の濃度が増加すると、表面張力は減少します。そして、ある濃度以上では、表面張力がほぼ一定となることが確認されました。この現象は、溶液中の界面活性剤濃度が増加すると、水表面に集まる界面活性剤の濃度も増加するためです。界面活性剤は、水表面でその疎水基(アルキル基など)を空気側に向けることで、水の表面張力を低下させます。

さらに、界面活性剤濃度がある値(臨界ミセル濃度:CMC)を超えると、溶液中の界面活性剤が会合してミセルを形成します。本実験では、輪環法を用いてこのCMCを求めました。

初めて操作する装置に少し緊張しながらも、慎重に表面張力の測定を進めました。

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