卒業生インタビュー
ALUMNUS INTERVIEW
alumnus interview
卒業生インタビュー
京セラ株式会社
西上 敏司さん
Q
応用化学科を選んだ理由
A
当時、私は化学分野だけでなく生物分野にも興味がありました。そのため、まずは両分野の基礎知識を幅広く身に着けてから専門とする分野を決めたいと考えていました。そこで、実験や専門科目を通じて両分野の基礎知識を学ぶことができ、将来の研究分野を柔軟に選択できる応用化学科を選びました。
Q
応用化学科のおもしろさ・魅力
A
応用化学科は早期から最新の研究に触れる機会がある点が魅力です。1年次には研究室見学があり、各研究室で行われている研究について先生方から直接お話を伺うことができます。さらに、希望すれば2年次に研究室体験が可能です。私も研究室体験を通じて、興味のあった研究室で約3カ月間の研究室活動に参加し、研究の面白さと難しさを実際に体感させていただきました。
Q
所属ゼミ・卒論テーマ
A
卒業研究ではセラミック材料学研究室に所属し、銅酸化物超伝導体という材料の研究をしていました。超伝導体はリニアモーターカーにも利用される材料です。在籍時には、この材料の性能向上を目指して日々実験に取り組んでいました。さらに、材料の分析・評価では高性能な機器を使用し、詳細な実験データの解析にも取り組んでいました。また、研究室での生活では研究に加えて、先輩や友人とのコミュニケーションを通じて切磋琢磨する貴重な経験を積むことができたと感じています。
Q
印象に残った講義や先生の言葉
A
草野先生のセラミックス概論の講義が特に印象に残っています。この講義では、ガラスや陶器、そしてコンクリートなど身近な素材から、さまざまな電子部品の材料として利用されるセラミックスの性質について学びました。それらの材料が持つ性質の多様性や特異性について知ることができ、そのおもしろさに気づくきっかけとなった貴重な講義でした。
Q
応用化学科を目指す後輩に一言
A
応用化学科には、幅広い分野の先生方が在籍されています。進路に迷っている方でも専門性の高い講義や実験を通じて、きっと自分の興味に合った専門分野を見つけることができるでしょう。入学後は、是非ご自身の興味の赴くままに学び、充実した学生生活を送ってください。