卒業生インタビュー
ALUMNUS INTERVIEW
alumnus interview
卒業生インタビュー
農業協同組合
中田さん
Q
応用化学科を選んだ理由
A
私は高校生時代、生化学の分野に関する基礎研究を行っており、生化学の分野に興味を持ったため、引き続き大学でも生物に関する研究を行いたいと考えていたところ、岡山理科大学の応用化学科を見つけたため入学しました。
Q
大学生活のエピソード
A
特に思い出に残っているのが、研究室生活です。研究室は少人数制で仲間との距離が近く、分からないことを教え合うなどして、知識を身に付けるなど切磋琢磨することができました。
また、勉強だけでなく、研究室でパーティーを行うことで仲を深めることができたことなど、深い思い入れがあります。
Q
応用化学科のおもしろさ・魅力
A
本学科では、2~3年時で界面活性、セラミックス、医薬品等の化学分野、分子生物、バイオテクノロジー等の生物分野があり、幅広く知識を身に付けることができます。入学当初には研究したい分野が定まっていない学生であっても、講義を受ける中で興味を持った分野を見つけることができ、4年時には実際に研究室に所属し、研究、ゼミをとおして知識をさらに深めることができるという点が、本学科の魅力であると考えています。
Q
所属ゼミ・卒論テーマ
A
滝澤・古賀 微生物バイオテクノロジー研究室に所属し、組換えPichia酵母による
D-乳酸脱水素酵素とD-乳酸の生成というテーマで研究していました。
Q
就活のエピソード
A
学生時代に微生物を扱う研究を行っていたため、就職後も生き物を扱う仕事に就きたいと考えていました。就職活動を進める中、農協に出会いました。農協では、農業という、生物分野に携わることができるとともに、窓口業務も経験することができるというところに惹かれました。
就職活動を行う上で、自分の研究内容について多くのことをアピールできるよう、教授に頼み、早くから指導をしていただきました。私の所属する研究室では微生物という、生き物を相手にするため、時間的な制約がかかります。その中で研究と並行して就活を進めなければならないため、計画性を持って行動する必要がありました。同時に就職活動中は、面接で落ちないか、との不安もありました。そのような中で、先生方や、研究室の仲間の存在は、大きな支えになりました。最終的に、第一志望である岡山市農協に受かったことをご報告ができ、大変嬉しく思いました。
Q
今の仕事について・学生時代の経験
A
学生時代には、ゼミでの発表や卒論発表など人前で発表しなければならない機会が多くあり、その際、先生方から発表内容はもちろんのこと、話し方や話すスピード、間の取り方などについてアドバイスをいただきました。そのおかげで、これまでより人前でも緊張せず、聞き手に対して分かりやすくかつ丁寧に発表することができるようになりました。
現在、JAバンクの一員として信用窓口で、来店されたお客様の対応(貯金や定期貯金の出し入れ、公金対応など)をしています。信用窓口では、迅速かつ正確、丁寧な対応が求められ、学生時代の経験がとても役に立っています。
また、お客様の大切なお金を扱う仕事なので、とても緊張するとともに、覚えなければいけないことも多くとても大変です。学生時代に培った「目標を設定し、得られた結果について評価、改善を行なう」力を活かし、振り返りと改善を行い、金融についての知識やできることを増やしています。
Q
今後の目標
A
入組したばかりで、分からないこと、慣れないことがたくさんあります。この1年間で社会人としてのマナーを身に付けるとともに、窓口業務で必要なことを学び、一日でも早く独り立ちをしてお客様対応ができるようにしていきたいと考えています。
Q
印象に残った講義や先生の言葉
A
私の印象に残っているのは、滝澤先生の講義です。生物を構成する分子について、構造と科学的性質、生体における役割など、生化学に関すること、発酵食品・機能性食品など、食品に関することを学ぶことができました。私は卒業研究でも滝澤先生にお世話になったため、これらの講義で学んだことは大変有意義なものとなりました。
Q
応用化学科を目指す後輩に一言
A
応用化学科では、化学分野、生物分野の2つの分野を学ぶことができます。大学進学を目指している皆さんにとっては、自分のやりたいことが明確に定まっていないかもしれません。応用化学科に進学することで、勉強していく中で自分の目指したい分野、やりたい研究を見つけることができると思います。ぜひ、応用化学科への進学を目指してください。